書き方の解説とテンプレート

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封筒の宛名|書き方(横書き・縦書き・会社宛)の解説、印刷可なテンプレート!

封筒宛名

封筒の書き方の解説(横書きや縦書き、御中の使い方など)と、宛名が封筒に印刷出来る便利なテンプレートツールを用意しました。このページを読めば宛名をどのように書くか分かり、あなた専用に自動で作成出来ます

封筒の宛名テンプレートツール

項目を入力して、あなたの封筒の宛名書きを作成することが出来ます。横書きの裏表、縦書きの裏表の宛名が作成できます。お手持ちのプリンタで封筒に印刷することが出来ます
裏面も表示しますか?
送り先側
送り主側

上のテンプレートツールにあなたの送りたい相手の宛名を入力しましょう。入力したら作成ボタンを押しましょう。下の宛名が変化して、あなた専用の宛名書きが作れます。

作成した封筒用の宛名書き一覧

横書きと縦書きの表裏のレイアウトに合わせた宛名書き一覧です。印刷ボタンを押して、そのまま封筒(長形3号、角形2号)に印刷しましょう。

  • 横書き(表面)

    切手

    123-2345

    東京都港区×-×-×

    建物ビル×階

    社名部署名

    役職相手の名前

  • 横書き(裏面)

    123-2345

    東京都港区×-×-×

    建物ビル×階

    社名部署名

    あなたの名前

  • 縦書き(表面)

    切手

    123-2345

    役職相手の名前

      社名部署名

    東京都港区×-×-×建物ビル×階

  • 縦書き(裏面)

    123-2345

    あなたの名前

    社名部署名

    東京都港区×-×-×建物ビル×階

封筒の宛名

封筒の宛名では

  • 郵便番号
  • 住所
  • 氏名
  • 会社名
  • 部署名
  • 役職名

などを、決まったルールに基づいて書いていきます。表面には相手の宛名、裏面に自分の宛名を書きます。

封書を受け取った時にまず目に入る部分なので、正しい書き方を覚えるようにしたいところです。このページを読んで、宛名のポイントをしっかりと理解しましょう。

宛名の基本知識

封筒の宛名を書くために、まず基本知識として敬称の付け方を確認しておきましょう。

  • 標準:姓名 + 様
    相手が目上でも目下でも使用できます
  • 目上から目下へ:姓名 + 殿
  • 相手が複数:名称 + 各位
    基本的には各位は他の敬称と併用しません。しかしお客様各位という表現は使う事が出来ます
  • 相手が組織や団体:組織名等 + 御中
  • 返信用:自分の姓名 + 行、宛(後述)

次に宛名が分からない場合の書き方を紹介します。

  • 名字だけ分かる時:苗字 + 敬称
  • 名前の漢字が分からない時:苗字をカタカナ書き + 敬称
  • 下の名前だけ分かる時:電話等で名前を確認
  • 姓名共に分からない時:電話等で名前を確認

宛名の姓名の漢字がどちらも分かるのが理想ですが、一部しか分からない場合などは上の様に対応します。

封筒の宛名、書き方の種類

封筒の宛名には、大きく分けると次のような種類があります。

  • 文字を書く方向:横書き、縦書き
  • 作成する方法:手書き、印刷

縦書きと横書きがありますが、より公式なのは縦書きです。ただし封書を横書きする機会が増えるのに併せて、宛名も横書きが頻繁に使われてるようになっています。

宛名書きは独特のルールに従って書いていきますが、縦書きと横書きではそれぞれ書き方、レイアウト、配置、切手を貼る位置など多くのポイントが異なります。

封筒の宛名には「縦書きと横書き」、「手書きと印刷」があります。最も公式な組み合わせは、縦書き、かつ手書きで書く方法です。

ただし封書自体を横書きする機会が増えるのに併せて、宛名も横書きが頻繁に使われてるようになっています。

縦書きと横書きではそれぞれ書き方、レイアウト、配置、切手を貼る位置など多くのポイントが異なります。宛名書きには独特のルールに従って書いていきます。

またパソコンで文書を書くことが許容されるようになるとともに、宛名の印刷も使われるようになっています。

宛名は封書を受け取った時に宛名は必ず目に入る部分なので、是非とも正しい書き方で送りたいものです。ミスがないように、このページ細かい解説を活用してください。

 

手書きと印刷

宛名には手書きと印刷の2つの方法があり、よりフォーマルなのは手書きになります。特に単純な業務上の書類ではなく、気持ちを伝える書面(始末書、詫び状、お礼状など)の場合には、手書きが好まれる傾向があります。

しかし、パソコンで文書を書くことが許容されるようになり、宛名の印刷も使われるようになっています。ただ印刷を選択しても失礼にはあたりませんが、受取相手の世代や感覚によってとらえ方が異なってくることを理解しておきましょう。

横書きの要点

宛名の横書きについて、知っておきたいポイントは次の通りです。

  • 横書きは縦書きに比べるとカジュアルな書き方
  • 中身の便箋も横書きに揃える
  • 和封筒の場合、右側に封じ口を持ってくる
  • 強い敬意を示す場面では使わない

横書きは縦書きに比べると、くだけた書き方になります。

横書きする場合は、必ず中の手紙も併せて横書きにします。宛名が横書きなのに、文書が縦書きはルールに反します。

他に気を付けるべきポイントとして、和封筒を使う場合、封じ口は横にありますが、右側に封じ口を持ってくるようにします。なお洋封筒の場合は封じ口が上にあるのでそのまま用いて問題ありません。

またハレの場面や、敬意を表したい改まった機会には縦書きの方が好まれます。

横書きの宛名の書き方

横書きの封筒の宛名書き表面

横書きする場合の、項目ごとの書き方を見ていきましょう。

  1. 郵便番号
  2. 住所
  3. 社名・部署名
  4. 役職と名前
  5. 切手
  6. 外脇付

以下より、それぞれの項目の書き方について詳しく解説していきます。

郵便番号

郵便番号は左上端に書きましょう。

枠がある場合は枠内に記入。枠無しの場合は文字同士の間隔を1文字分程度取りながら書きます。

住所

  • 住所は省略しない
  • 数字は算用数字(アラビア数字)を使用
  • 長い場合は二行にする
  • 二行目の左端に1~2文字分の余白を開ける

住所は郵便番号の左端と揃えた位置から書き始めます。住所は省略せずに正式に記入します。数字は「1,2,3」などのアラビア数字を用います。横書きで漢数字を用いてしまうと「一(数字)」と「-(ハイフン)」が見にくくなるからです。

社名・部署名

  • 部署名が長い場合は改行して、左に1文字分余白
  • 部署名が短い場合は1字開けて社名に続ける
  • 長い場合(改行あり)

    株式会社○商事
     システムソリューション事業部

  • 短い場合(改行無し)

    株式会社○商事 営業部

役職・名前

  • 役職は少し小さい文字で書く
  • 役職名が短い時:役職は名前の左に書く。合わせて一行にまとめる
  • 役職名が長い時:役職で一行、その下に名前で一行使って書く

役職名が5文字程度におさまる場合は名前と合わせて一行で書ききります。もし役職名前が長くなる場合は、役職、名前でそれぞれ1行ずつ使って二行で書きます。

個人宛ての場合、名前の後に敬称を付けます。団体宛の場合は御中になります。

切手

切手は右上に貼り付けます。左の郵便番号の隣に貼らない様にしましょう。

外脇付

外脇付(請求書在中、契約書在中など)は、右端下に書きます。

書き方のポイントは後述します。

縦書きと横書きの共通ポイント

  • 外脇付け
    • 基本は赤字。ただし、黒字・青字も可です。
    • 「親展」「至急」「重要」「在中」など
  • 封じ口
    • 糊付けで閉じましょう
    • ボンド、ガムテープ、セロテープは不可
  • 封字(封筒の綴じ目)
    • 基本は「〆」の文字を書く
    • 他にも「封・緘」、祝い事の「寿」、女性固有の「蕾」などの封字がある
    • 印鑑(封緘印)を使うことも出来る

縦書きの要点

  • 中身の便箋も縦書きに揃える
  • 重要な相手に送る封書は縦書きで

封筒の宛名の縦書きはフォーマルな書き方になります。重要な取引先や上司に宛てる際には縦書きを用いましょう。

縦書きの宛名の書き方

縦書きの封筒の宛名書き表面

次に宛名を縦書きする場合の、それぞれの項目の書き方を見ていきましょう。

  1. 郵便番号
  2. 住所
  3. 社名・部署名
  4. 役職と名前
  5. 切手
  6. 外脇付

以下に具体的な解説を紹介します。

郵便番号

郵便番号は右上端に書きます。宛名全体は縦書きの場合も、郵便番号は横書きにします。

番号枠がない場合は、横に貼る切手の余白を確保しつつ書きましょう。

住所

  • 数字は漢数字を使用
  • 長い場合は二行にする
  • 二行目の上部に1~2文字分の余白を開ける

住所は郵便番号の右端と揃えた位置から書きます。上部に少し余白を確保します。

住所は横書きと同様に、省略せずに全て書きます。数字が出てきたら「一,二,三」のように漢数字を使います。理由として、縦書きではアラビア数字の「1」と「|(縦のハイフン)」の区別がつかないからです。

社名・部署名

  • 部署名が長い場合は左に改行
  • 部署名が短い場合は1字分下げて、社名の下に書く

改行して書く場合は、上に1文字分余白を開けるようにしましょう。

役職・名前

  • 役職名が短い時:役職→名前の順で、一行で書く
  • 役職名が長い時:役職と名前、各一行ずつ使って書く

役職名が短い場合は、名前の上に一文字空白をあけて、併せて一行で書ききります。

一方で、役職名前が5文字より長い時は、役職を一行使って書き、改行して左に名前を一行使って書きます。名前は上に1文字分の余白を取ります。

個人宛ての場合、名前の後に敬称を付けます。団体宛の場合は御中になります。御中については後述します。

切手

切手は左上に貼り付けます。

なお切手が複数になる場合は、縦に続けて貼っていきましょう。

外脇付

外脇付は、左端下に書きます。

御中の使い方

  • 宛先が個人名(および役職名)ではない場合に使う
  • 敬称と併用しない

封筒の宛名として御中を使うのは、宛先が個人名ではない時です。具体的には組織、企業、部署、チームなどが宛先になるケースで、御中を使います。

また御中を敬称と併用はしないので注意しましょう。

御中を使った宛名の作成例は次の通りです。

正しい例
  • 株式会社ABC商事 御中
  • 株式会社ABC商事 マーケティング事業部 御中
間違った例
  • 株式会社ABC商事 山本部長 御中
  • 株式会社ABC商事 マーケティング事業部 ご担当者様 御中

会社宛ての封筒の書き方

送り先が会社の場合は次のように書きます。

  • 会社に送る場合:「会社名 + 御中」
  • 会社内の部署に送る場合:「会社名 + 部署名 + 御中」
  • 会社内の特定の個人に送る場合:複数の書き方あり

それぞれのポイントを順番に解説していきます。

会社に送る場合の書き方

「会社名 + 御中」と書きます。御中は間を詰めずに、1文字分間隔を空けて書きます。

会社名は間違えると失礼に当たるので、一字一句間違えない様にする必要があります。特に株式会社は

  • 「株式会社○○」
  • 「○○株式会社」
  • 「(株)○○」

というように書き方にバリエーションがあるので確認して書きます。

会社内の部署に送る場合の書き方

会社内の部署に送る場合は「会社名 + 部署名 + 御中」となります。

文字数が多くなりすぎて、1行で書ききれない場合は、部署名で行替えをして頭に1、2文字分間隔をあけて書きます。部署名と御中は行替えせず、1行で書ききるようにします。

会社内の特定の個人に送る場合の書き方

会社内の個人に送る場合は、次のように書きます。

  • 個人が特定できる場合:通常の宛名書きと同様(社名・部署・役職・名前・敬称)
  • 個人が特定できない場合:ご担当者様など
  • 役職名だけが分かる場合:「役職名 + 殿」

会社内の誰に届いても良い場合は御中で問題ないのですが、個人は分からないものの特定の担当者に届ける必要がある場合は、ご担当者様とします。

また相手の名前が分からず、役職名のみが分かる場合は「役職名 + 殿」を使います。「殿」は本来目下の人間に対して使う敬称です。しかし宛名においては、例外的に役職名と組み合わせて使います。

  • ABC株式会社 経理部 ご担当者様
  • (株)ABC 人事部部長殿

A4封筒の宛名の書き方

A4サイズの用紙を封筒に入れる場合は、そのまま入れる、3つ折りにする、の2つの方法があります。それぞれの方法を順番に解説していきます。

A4用紙をそのまま入れる場合

A4サイズの用紙を折らずに入れられる封筒は、角形2号(24.0cm×33.2cm)と呼ばれる大きさになります。宛名書きをする場合は次のようなポイントに気を付けましょう。

ポイント

文字のサイズを大きくして、余白を作りすぎない

A4用紙を3つ折りで入れる場合

次にA4サイズの用紙を3つ折りで入れられる封筒は、長形3号(120mm×235mm)と呼ばれる大きさになります。横に入れる場合は洋形4号になります。このサイズの封筒に宛名書きをする場合は次のようなポイントに気を付けましょう。

ポイント

封筒のサイズは大きすぎないので、住所の長さ(文字数)のバランスを見ながら不自然な改行にならない様に気を付けましょう

返信用封筒の宛名の書き方

返信用の封筒には、表面にあらかじめ自分(自社)の住所や名前を宛名書きしておきます。

ただし通常の封筒の宛名書きとは異なる部分があるので、注意が必要です。

  • 宛先(名前)には「行」か「宛」を付ける
  • 相手の宛名部分は書かない

宛先には「行」か「宛」を付ける

ルールとして、自分(自社)の名前には「様」や「御中」は書きません。代わりに、「行」を書いておくのが一般的です。「宛」でも構いません。

受け取った相手は、返信するときに「行」を二重線で消して「様・御中」に書き換えます。

相手の宛名部分は書かなくてよい

相手の宛名書き(裏面)は、自身で書いてもらうのが通例です。ただし印刷などで、あらかじめ印字して送る場合もあります。

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